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   筑波大学
 

所在地

 〒305-8572
  茨城県つくば市天王台1-1-1
  TEL  029-853-7228
  FAX  029-853-4577
 
専攻の概要
 
本専攻は、平成17年度より生命環境科学研究科の農学系3専攻が、5年一貫制より前・後期へ移行し、新たに博士前期課程「生物資源科学専攻」として設立されたものです。本専攻においては、後期課程に進学して、農学・生物・環境科学に関連する生命科学分野の研究を目指すための専門知識、及び修士の学位を修得した後、社会で活躍するための幅広い専門知識を習得させることを目的としています。本専攻における生物資源科学を基礎とする4領域(農林生物学領域、農林社会経済学領域、生物環境工学領域、応用生命科学領域)では、主に研究者の育成を目的とした学術的な基礎教育を行います。一方、バイオシステム学コースにおいては、将来生命産業において活躍し得る実務型社会人の育成を目的とした基礎教育を行います。
 

農林生物学領域

農林生物学領域は食料生産の基礎となる研究領域である。従来の伝統的な農学体系を基礎にしながらも、分子生物学的手法等の最新の生物学的手法を取り入れた生産技術の発展を目指す。作物、蔬菜、花卉、果樹などの育種や生産、家畜の生産・管理、森林の育成や保全、さらにこれらに影響を与える動物、昆虫や微生物などの制御に関する分野の教育研究を行う。
 

生物環境工学領域

数学・物理に基礎を置く伝統的な工学的手法に化学・生物学的手法をあわせた学際的、融合的な体系から成る。現代社会の環境に対する負荷を可及的に軽減することを目的とする新しい工学を目指し、新規生物資源の開発、生物資源の生産と利用、自然・生態環境の保全と修復、生物資源の環境利用等が主な研究分野である。立地の自然特性、社会の発展段階に応じて環境に関する問題を把握し、問題解決を模索する。
 

応用生命化学領域

遺伝子機能の発現・制御などの生命活動の普遍性・多様性の解明、蛋白質を中心とする生体高分子間の相互作用、細胞・個体レベルでの生命機能の調節機構、生物間および生物と環境との相互作用等を研究課題とする。また、これらの研究成果をベースにした低環境負荷・生態系調和型生物生産システムの開発研究、有用物質の抽出と生産、生体模倣化学等への生物機能の活用等に関する教育研究を行う。
 

農林社会経済学領域

生物資源は自然界の生態系メカニズムがもたらした産物である。この生態系メカニズムが保持される限りにおいて生物資源の再生産が保証される。途上国、先進国のいずれもが環境負荷や食料生産の偏在による社会的病理を抱え、生物資源の持続的再生を困難にしている。生態系調和型経済学の理論構築と、これを具現する循環型社会経済システムの開発を目指す教育研究を行う。
 

バイオシステム学コース

生命産業の分野は急速に高度化、専門化しており、その実務に携わる者には社会ニーズや社会的受容性を総合的に判断し得る最新知識と広い視野が要求されている。そこで、実務的諸問題の理解と問題解決力の涵養に力点を置いて人材育成を目指す。  なお、本コースは、ポストバイオテクノロジーを理念にかかげ、バイオテクノロジーを基礎とする新しい生物資源、その機能および生物・生物系の調和手法を創出し、生命生体の持続的発展を見据えた未来の人類と他の生物・無機物との閉鎖系におけるシステム化された恒常的循環の構築を目指す実学的な教育研究を行うのを特徴としており、他の4領域とは異なるカリキュラム体系を用意している。
 

グローバルフードセキュリティーコース*

日本における食糧自給率は戦後減少の一途を辿っており、食料生産や流通のグローバル化が進む今日、従来の日本型食料安全保障は曲がり角に差し掛かっているといえます。日本農業が今後指針とすべき食料生産モデルを見つけるためには、海外の農業・食料生産モデルを熟知し国際社会で活躍しうるグローバル・リーダー人材の育成が求められています。筑波大学は、欧州、北米、南米、アジアに海外拠点を整備し、現地の大学と学術・教育交流の促進を図っています。本コースでは、これらの拠点を活かして海外大学と共同の教育プログラムを構築し、現在人類が地球規模で直面する食料の安定供給や生物資源の開発、保全、持続的利用(フードセキュリティー)に関する様々な問題の解決に貢献するための国際人材の育成を目指しています。具体的には、後期課程に進学して農学・生物資源科学分野における国際レベルの研究を行うための基礎的な専門知識を身につけた人材、および社会に出て上記の問題解決に貢献するための国際的コミュニケーションスキルと幅広い専門知識を有する実務型社会人の育成を目的としています。2015年4月より、海外拠点の一つであるボルドー大学と共同で実施する教育プログラム(英語で実施)を開始しまました、同年10月からは国立台湾大学と開始し,2016年4月からはユタ州立大学と、それぞれプログラムを開始しました。何れのプログラムでも在学期間のうち1年間は筑波大学で、もう1年間は海外協定校で所定の単位を修得し、修士論文を提出し最終試験に合格すると、筑波大学からは【修士(農学)】または【修士(生物資源工学)】、海外協定校からは所定の修士の学位が授与されます。ダブルディグリー取得のために必要な単位数や海外協定校で過ごす時期は,協定校ごとに異なるため、必ず確認して下さい。

*グローバルフードセキュリティーコース : 海外協定校とのダブルディグリープログラム

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生物資源科学専攻修士ダブルディグリープログラム(グローバルフードセキュリティーコース)
第一期生・浅地真木君の留学報告インタビューが日本モンサント株式会社のブログに掲載されました。
 <修了レポート>
 <モンサントインタビュー>
        http://www.life.tsukuba.ac.jp/students/index.html#students_20170411_a

第二期生・武井瞳さんのボルドー留学レポートが専攻のHPに掲載されました。
        http://www.life.tsukuba.ac.jp/newsarchive/index.html#news_20170623_a
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博士後期課程知能機能システム専攻とのデュアルディグリープログラム*

生物資源科学専攻では、システム情報工学研究科博士後期課程の知能機能システム専攻とのデュアルディグリープログラムを開始しました。工学分野の研究において、理工学分野の知識・研究手法を身につけることは必須ですが、さらに生物資源科学の知識・研究手法を兼ね備えることが不可欠になってきています。本プログラムは、急激な技術革新・産業構造の変化に対応できる基礎から応用まで幅広い視野と独創的な研究能力をもち、工学及び生物資源科学研究の発展に貢献する研究者・高度職業人の育成することを目的としています。
 本プログラムは、システム情報工学研究科知能機能システム専攻(主専攻)の博士後期課程の大学院生が、生命環境科学研究科博士前期課程の生物資源科学専攻(副専攻)において、農林生物学、農林社会経済学、生物環境工学、応用生命化学、バイオシステム学を系統的に学ぶことができます。
知能機能システム専攻1年次在学者及び志願者を含む同専攻進学予定者で本プログラムの履修を希望する者は、主専攻となる博士後期課程を所管するシステム情報エリア支援室大学院教務担当で申請書を受領し、主専攻および副専攻の指導予定教員の署名を得て、指定された期日までにシステム情報エリア支援室大学院教務に提出してください。審査の上、本プログラム履修が認められた場合、博士前期課程生物資源科学専攻の8月期に実施する入学者選抜試験、あるいは2月期に追加募集を実施する場合は当該選抜試験を受験し、合格すると生物資源科学専攻に入学することができます。主専攻での審査等の情報については、「http://www.iit.tsukuba.ac.jp/admission/doctor/3233.html」を参照して下さい。
*博士後期課程知能機能システム専攻とのデュアルディグリープログラム : システム情報工学研究科博士後期課程知能機能システム専攻と生命環境科学研究科博士前期課程生物資源科学専攻のデュアルディグリープログラム